時間のコントロール 応用編 (Time Control Part.2)
4月 27, 2009
説明:
前回は、Patch Time のコントロールができることを説明しました。これを利用して、LFO Patch の動きをみることができる、オシロスコープを作ってみました。
動作:
・カーソルキー(↑)でスタートストップ、リセット
・「Oscillo Scope with SG」マクロのパラメータで表示する信号を調整
– SG(Signal Generator) の設定として、波形(Type), 色(Color), 周波数(Cycles), 振幅(Amplitude), デューティ比(PWM Ratio)
– Y Offset は信号にDCを載せるのではなく、表示位置の変更(Sig_1x2 の信号に影響しない)
– Sig_1 to Sig_2 Phase は表示位置の変更でなはく、信号の位相を変える(Sig_1x2 の信号に影響する)
・波形が移動する速度(Speed Factor)、横軸の点の数(Iterations) を設定可能
・Sig_1x2 信号を x-y プロットにすることが可能
見所:
まずはパラメータを調整して、信号波形や周波数を変えてみてください。LFO の波形を視覚的にみることができます。 PWM やRandom など容易に理解出来ます。
青い線は信号同士をMath パッチで掛け合わせたものです。こちらも、Math の演算を視覚的に見ることができます。かけ算(Multiply) はAM 変調になります。
解説:
波形の一点、例えば左端に注目すると、上下に振動しています。これが、LFO から出力される値です。(Speed Factor を1にすると、実際の周波数になります。)
LFO は発信器なので、同じ出力を周期的に繰り返します。一周期の中での位置を位相と呼び、角度や時間で表します。
「Oscillo Scope with SG」はIterator で構成しています。繰り返しの際、LFO の位相と、プロット位置をずらすことによって、横軸を時間とした波形表示を可能にしています。