Plug-in を使う (Using Plug-ins)
5月 20, 2009
説明:
Plug-in を使うと、Quartz Composer に新たなパッチを追加することができます。今回は標準で付属するサンプルPlug-in(※Leopard 版)の使い方(ビルド&インストール)を説明します。
/Developer/Examples/Quartz Composer/Plugins/
この中には、多数のサンプルPlug-in(のソースコード)があります。
本来は自分のカスタムプラグインを作るための雛形ですが、そのまま使えるものもあります。私は「CommandLineTool」、「ImageWriter」、「iPatch」をお勧めします。
「CommandLineTool」を例に手順を説明します。
1. 「CommandLineTool Test.qtz」を開く
必要なPlug-in がないため、エラーが出ます。試しにやってみてください。
2.「CommandLineTool.xcodeproj」を開く
・Xcode が起動します
・CommandLineTool.plugin が赤字で表示されます(まだ作られていません)
・「ビルド」ボタンを押します
・CommandLineTool.plugin が黒字で表示されます(作られました)
3. 所定の場所に移動する
・同じフォルダ内に作られる、「build/Debug」フォルダの中に「CommandLineTool.plugin」があります。
Xcode のファイル上で右クリックし、「Finder に表示」を選択するのも良いでしょう。
移動する場所は
ホーム/ライブラリ/Graphics/Quartz Composer Plug-Ins/
または
/Library/Graphics/Quartz Composer Plug-Ins/
どちらでも結構です。該当するフォルダがなければ作ってください。
4. Quartz Composer を再起動
起動時にPlug-in を読み込むので、Quartz Composer を一度終了します。
5.「CommandLineTool Test.qtz」を開く
エラーが出なくなりました。
このPlug-In は所謂 UNIX コマンドを実行することができます。ターミナル.app で出来ることが、QC 上で出来てしまうので、取り扱いには十分注意してください。
サンプルの「CommandLineTool Test.qtz」は「ls -l /」(ルートディレクトリをリストする)コマンドです。
他のPlug-in も使い方は同様です。「FreeFrameHost」のみ、「Quartz Composer Plug-Ins」と同じ場所に「FreeFrame Plug-Ins」というフォルダを用意して、FreeFrame Plug-In を入れておく必要があります。(付属する「Solarize FreeFrame Plug-In.zip」を解凍してフォルダごと入れてください)このパッチは「FreeFrame Plug-In」をQC で使うためのPlug-In です。
お勧めの「Image Writer」はImage をPNG ファイルで保存するパッチです。
もう一つの「iPatch」はiString を作るパッチです。くだらないので是非試してみてください。